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建退共掛金とは|意味・退職金制度・見積書での扱い|建設用語集

【建退共掛金】
建退共掛金とは、建設業退職金共済制度において、事業主が現場で働く労働者の就労日数に応じて納付する掛金をいう。

建退共とは「建設業退職金共済制度」の略であり、建設業で働く労働者を対象とした業界全体の退職金制度である。

建退共の仕組み
建退共では、事業主が労働者の働いた日数に応じて掛金を納付し、その労働者が建設業界で働くことをやめたときに、建退共から退職金が支払われる。

建設業では、労働者が複数の事業者や現場を移動しながら働くことが多いため、個別企業だけでなく業界全体で退職金を積み立てる仕組みが重要となる。

建退共掛金の見積上の扱い
建退共掛金は、技能者の処遇改善に必要な費用であり、労務費とは別に確保すべき経費である。

改正後の建設業法では、材料費、労務費、法定福利費、建退共掛金、安全衛生経費などを内訳明示した見積書の作成が重視されている。

そのため、建退共掛金を総額の中に埋もれさせず、材料費等記載見積書の中で明確に計上することが重要である。

労務費との違い
労務費は、技能者に賃金を支払うための原資である。

一方、建退共掛金は、建設業で働く労働者の退職金に充てるための掛金である。

したがって、労務費に関する基準に基づいて適正な労務費を確保した場合でも、建退共掛金は別途必要経費として見積・契約に反映する必要がある。

実務上のポイント
建退共掛金を適切に見積に計上しない場合、事業者側が必要な掛金を負担できず、技能者の退職金制度の実効性が弱まるおそれがある。

労務費、法定福利費、建退共掛金、安全衛生経費は、それぞれ性質が異なるため、見積書では分けて明示することが望ましい。

詳しい解説はこちらから↓
労務費に関する基準とは?建設業法改正で労務コストはなぜ上がるのか|上昇率シミュレーション付き

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2016.7.19
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