デベロッパーの分譲マンション売上戸数ランキング｜デベロッパーランキング【2021年版】｜アーキブック

【主要デベロッパー20社の分譲マンション売上戸数ランキング｜2021年版】
国内の主要なデベロッパーの状況を業績などから把握する「デベロッパーランキング」、今回はデベロッパー20社の分譲マンション売上戸数ランキングについて2021年3月期決算における各社の分譲マンション売上戸数をベースに紹介します。


一般的にデベロッパーはタイプ別で分類されることを踏まえて、今回は下記に示す観点より具体的に紹介していきます。

• 1. デベロッパー20社の分譲マンション売上戸数ランキング


• 2. 総合デベロッパーの分譲マンション売上戸数ランキング


• 3. マンションデベロッパーの分譲マンション売上戸数ランキング


• 4. その他デベロッパーの分譲マンション売上戸数ランキング


• 5. デベロッパータイプ別の分譲マンション売上戸数比較


• 参考｜データ一覧




1. デベロッパー20社の分譲マンション売上戸数ランキング


まず、デベロッパー20社で見た場合、プレサンスコーポレーションが8643戸と分譲マンションの売上戸数が最も多いデベロッパーとなりました。また、住友不動産、三井不動産、三菱地所がそれぞれ4149戸、3775戸、3476戸とプレサンスコーポレーションに続いています。（下図参照）







一方、分譲マンションの売上戸数が最も少なくなったデベロッパーはフジ住宅で138戸、続いて、ゴールドクレスト、三栄建築設計、コスモスイニシアが224戸、316戸、455戸となっています。なお、20社における平均の売上戸数は2004戸でした。



2. 総合デベロッパーの分譲マンション売上戸数ランキング


次に、総合デベロッパー6社で見た場合、住友不動産が4149戸と分譲マンションにおける売上戸数が最も多いデベロッパーとなりました。そして三井不動産、三菱地所、野村不動産、東急不動産、東京建物がそれぞれ3775戸、3476戸、3297戸、1777戸、1196戸と続いています。（下図参照）







これより、総合デベロッパーは上位4社における水準が3000戸を上回る高い水準にあることが分かります。なお、総合デベロッパー6社の平均は2945戸となっていますが、この水準は野村不動産の水準より若干低い水準になっていることが読み取れます。


3. マンションデベロッパーの分譲マンション売上戸数ランキング


続いてマンションデベロッパー10社における分譲マンションの売上戸数を見てみると、プレサンスコーポレーションが8643戸と最も売上戸数の多いマンションデベロッパーとなりました。タカラレーベン、FJネクスト、穴吹興産がそれぞれ2129戸、2013戸、1829戸と続いていますが、プレサンスコーポレーションの水準が顕著に高い水準にあることが分かります。（下図参照）







一方、分譲マンションにおける売上戸数が最も少なくなったマンションデベロッパーはゴールドクレストで224戸でした。そして、コスモスイニシア、日本エスコン、日神グループが455戸、652戸、735戸と続いています。なお、マンションデベロッパー10社における平均の分譲マンション売上戸数は約1912戸でFJネクストと穴吹興産の間に位置していることが読み取れます。



4. その他デベロッパーの分譲マンション売上戸数ランキング


さらに、その他デベロッパー4社を見てみると、分譲マンションの売上戸数が最も多くなったデベロッパーは飯田グループで1603戸でした。オープンハウス、三栄建築設計、フジ住宅が1224戸、316戸、138戸と続いています。（下図参照）







なお、その他デベロッパー4社における平均の分譲マンション売上戸数は約820戸となっています。



5. デベロッパータイプ別の分譲マンション売上戸数比較


ここで、デベロッパータイプ別の観点から分譲マンションの売上戸数について比較してみると、総合デベロッパー6社の平均は2945戸、マンションデベロッパー10社の平均は1912戸、その他デベロッパー4社の平均は82戸となっています。これより、平均的な分譲マンション売上戸数の観点で見た総合デベロッパーの規模はマンションデベロッパーに対して約1.5倍、その他デベロッパーに対しては約3.6倍の大きさであることが読み取れます。（下図参照）







同様の観点でマンションデベロッパーはその他デベロッパーに対して約2.3倍の規模となっています。また、デベロッパー20社の分譲マンションにおける平均売上規模は2004戸でした。



参考｜データ一覧


最後に、今回対象としたデベロッパー20社と採用されたデータについて、参考として一覧表で以下に紹介します。

【対象としたデベロッパー20社】


デベロッパータイプ	会社名
総合デベロッパー	三井不動産 三菱地所 住友不動産 東急不動産 野村不動産 東京建物
マンションデベロッパー	タカラレーベン プレサンスコーポレーション コスモスイニシア 日神グループ 穴吹興産 FJネクスト 明和地所 フージャース 日本エスコン ゴールドクレスト
その他デベロッパー	飯田グループ オープンハウス フジ住宅 三栄建築設計



【デベロッパー20社の分譲マンション売上戸数ランキング｜データ一覧】


会社名	分譲マンション売上戸数（連結）	デベロッパータイプ
プレサンスコーポレーション	8643戸	マンションデベロッパー
住友不動産	4149戸	総合デベロッパー
三井不動産	3775戸	総合デベロッパー
三菱地所	3476戸	総合デベロッパー
野村不動産	3297戸	総合デベロッパー
タカラレーベン	2129戸	マンションデベロッパー
FJネクスト	2013戸	マンションデベロッパー
穴吹興産	1829戸	マンションデベロッパー
東急不動産	1777戸	総合デベロッパー
飯田グループ	1603戸	その他デベロッパー
フージャース	1540戸	マンションデベロッパー
オープンハウス	1224戸	その他デベロッパー
東京建物	1196戸	総合デベロッパー
明和地所	899戸	マンションデベロッパー
日神グループ	735戸	マンションデベロッパー
日本エスコン	652戸	マンションデベロッパー
コスモスイニシア	455戸	マンションデベロッパー
三栄建築設計	316戸	その他デベロッパー
ゴールドクレスト	224戸	マンションデベロッパー
フジ住宅	138戸	その他デベロッパー
総合デベロッパー6社平均	2945戸	総合デベロッパー6社
マンションデベロッパー10社平均	1912戸	マンションデベロッパー10社
その他デベロッパー4社平均	820戸	その他デベロッパー4社
デベロッパー20社平均	2004戸	デベロッパー20社

出典｜有価証券報告書、決算短信等に基づいて作成（2021年3月末時点）
注）値は「連結」に基づく。

以上のように、今回は「デベロッパーランキング」として、国内の主要なデベロッパー20社の分譲マンション売上戸数ランキングについて紹介しました。

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