デベロッパーの分譲マンション売上戸数ランキング|デベロッパーランキング【2019年版】
【主要デベロッパー21社の分譲マンション売上戸数ランキング|2019年版】
国内の主要なデベロッパーの状況を業績などから把握する「デベロッパーランキング」、今回はデベロッパー21社の分譲マンション売上戸数ランキングについて2019年3月期決算における各社の分譲マンション売上戸数をベースに紹介します。
一般的にデベロッパーはタイプ別で分類されることを踏まえて、今回は下記に示す観点より具体的に紹介していきます。
- 1. デベロッパー21社の分譲マンション売上戸数ランキング
- 2. 総合デベロッパーの分譲マンション売上戸数ランキング
- 3. マンションデベロッパーの分譲マンション売上戸数ランキング
- 4. その他デベロッパーの分譲マンション売上戸数ランキング
- 5. デベロッパータイプ別の分譲マンション売上戸数比較
- 参考|データ一覧
1. デベロッパー21社の分譲マンション売上戸数ランキング
まず、デベロッパー21社で見た場合、住友不動産が5948戸と分譲マンションの売上戸数が最も多いデベロッパーとなりました。また、野村不動産、プレサンスコーポレーション、三菱地所がそれぞれ5243戸、4441戸、4007戸と住友不動産に続いています。(下図参照)
一方、分譲マンションの売上戸数が最も少なくなったデベロッパーはフジ住宅で87戸、続いてコスモスイニシア、ゴールドクレスト、日本エスコンが414戸、466戸、539戸となっています。なお、21社における平均の売上戸数は1931戸でした。
2. 総合デベロッパーの分譲マンション売上戸数ランキング
次に、総合デベロッパー6社で見た場合、住友不動産が5948戸と分譲マンションにおける売上戸数が最も多いデベロッパーとなりました。そして野村不動産、三菱地所、三井不動産、東急不動産、東京建物がそれぞれ5243戸、4007戸、3283戸、1266戸、988戸と続いています。(下図参照)
これより、総合デベロッパーは上位4社における水準が4000戸を上回り、高い水準にあることが分かります。なお、総合デベロッパー6社の平均は3456戸となっていますが、この水準は三菱地所の水準を上回っており、上位4社の中でも特に住友不動産と野村不動産の売上戸数が平均に強い影響を与えていることが読み取れます。
3. マンションデベロッパーの分譲マンション売上戸数ランキング
続いてマンションデベロッパー11社における分譲マンションの売上戸数を見てみると、プレサンスコーポレーションが4441戸と最も売上戸数の多いマンションデベロッパーとなりました。FJネクスト、大京、穴吹興産がそれぞれ2462戸、2340戸、1777戸と続いていますがプレサンスコーポレーションの水準が顕著に高い水準にあることが分かります。(下図参照)
一方、分譲マンションにおける売上戸数が最も少なくなったマンションデベロッパーはコスモスイニシアで414戸でした。そしてゴールドクレスト、日本エスコン、日神不動産が466戸、539戸、571戸と続いています。なお、マンションデベロッパー11社における平均の分譲マンション売上戸数は約1539戸でタカラレーベンとフージャースの間に位置していることが読み取れます。
4. その他デベロッパーの分譲マンション売上戸数ランキング
さらに、その他デベロッパー4社を見てみると、分譲マンションの売上戸数が最も多くなったデベロッパーは飯田グループで1437戸でした。オープンハウス、三栄建築設計、フジ住宅が802戸、549戸、87戸と続いています。(下図参照)
なお、その他デベロッパー4社における平均の分譲マンション売上戸数は約719戸となっています。
5. デベロッパータイプ別の分譲マンション売上戸数比較
ここで、デベロッパータイプ別の観点から分譲マンションの売上戸数について比較してみると、総合デベロッパー6社の平均は3456戸、マンションデベロッパー11社の平均は1539戸、その他デベロッパー4社の平均は719戸となっています。これより、平均的な分譲マンション売上戸数の観点で見た総合デベロッパーの規模はマンションデベロッパーに対して約2.2倍、その他デベロッパーに対しては約4.8倍の大きさであることが読み取れます。(下図参照)
同様の観点でマンションデベロッパーはその他デベロッパーに対して約2.1倍の規模となっています。また、デベロッパー21社の分譲マンションにおける平均売上規模は1931戸でした。
参考|データ一覧
最後に、今回対象としたデベロッパー21社と採用されたデータについて、参考として一覧表で以下に紹介します。
【対象としたデベロッパー21社】
デベロッパータイプ | 会社名 |
総合デベロッパー | 三井不動産 三菱地所 住友不動産 東急不動産 野村不動産 東京建物 |
マンションデベロッパー | 大京 タカラレーベン プレサンスコーポレーション コスモスイニシア 日神不動産 穴吹興産 FJネクスト 明和地所 フージャース 日本エスコン ゴールドクレスト |
その他デベロッパー | 飯田グループ オープンハウス フジ住宅 三栄建築設計 |
【デベロッパー21社の分譲マンション売上戸数ランキング|データ一覧】
会社名 | 分譲マンション売上戸数(連結) | デベロッパータイプ |
---|---|---|
住友不動産 | 5948戸 | 総合デベロッパー |
野村不動産 | 5243戸 | 総合デベロッパー |
プレサンスコーポレーション | 4441戸 | マンションデベロッパー |
三菱地所 | 4007戸 | 総合デベロッパー |
三井不動産 | 3283戸 | 総合デベロッパー |
FJネクスト | 2462戸 | マンションデベロッパー |
大京 | 2340戸 | マンションデベロッパー |
穴吹興産 | 1777戸 | マンションデベロッパー |
タカラレーベン | 1656戸 | マンションデベロッパー |
飯田グループ | 1437戸 | その他デベロッパー |
フージャース | 1389戸 | マンションデベロッパー |
東急不動産 | 1266戸 | 総合デベロッパー |
東京建物 | 988戸 | 総合デベロッパー |
明和地所 | 877戸 | マンションデベロッパー |
オープンハウス | 802戸 | その他デベロッパー |
日神不動産 | 571戸 | マンションデベロッパー |
三栄建築設計 | 549戸 | その他デベロッパー |
日本エスコン | 539戸 | マンションデベロッパー |
ゴールドクレスト | 466戸 | マンションデベロッパー |
コスモスイニシア | 414戸 | マンションデベロッパー |
フジ住宅 | 87戸 | その他デベロッパー |
総合デベロッパー6社平均 | 3456戸 | 総合デベロッパー6社 |
マンションデベロッパー11社平均 | 1539戸 | マンションデベロッパー11社 |
その他デベロッパー4社平均 | 719戸 | その他デベロッパー4社 |
デベロッパー21社平均 | 1931戸 | デベロッパー21社 |
注)値は「連結」に基づく。
・大京の値は2018年3月末時点の値
・住友不動産の値は不動産販売におけるマンション・戸建の値
以上のように、今回は「デベロッパーランキング」として、国内の主要なデベロッパー21社の分譲マンション売上戸数ランキングについて紹介しました。
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