型枠大工の年収|建設業の賃金【2018年版】
【建設業の賃金⑦】
建設業における賃金の水準を把握する「建設業の賃金」シリーズ、前回のコラムでは「鉄筋工」の賃金水準について紹介しました。今回は「型枠大工」の賃金水準に焦点を当て、年齢別や地域別の賃金水準について年収ベースで紹介していきます。
型枠大工の年収は全国で377.2万円の水準、男女差は約164万円!
まず、全国における型枠大工の年収を性別にみてみると、男性の場合で377.6万円、一方で女性の場合では213.7万円の水準、男女の合計では377.2万円となっています。その為、型枠大工の年収における男女差は163.9万円の大きな違いがあることが分かります。(下図参照)
また、男女の合計における年収水準が男性の場合に近い理由として、型枠大工の全体数のうち男性の占める割合が大きいことが考えられます。
年齢別では、40歳-44歳が439.7万円で最も高い水準に!
次に、全国における型枠大工(男性)の年収を年齢別にみてみると、19歳以下の230.8万円から35歳-39歳の403.7万円まで大きく増えていることが分かります。また、年齢別でみた型枠大工の年収は40歳-44歳の439.7万円をピークとして、45歳以上からは減少する傾向にあり、60歳-64歳では375.1万円の水準まで落ち込んでいます。(下図参照)
都道府県別でみた年収、最も高い水準は福島、次いで島根、東京が高水準に!
さらに、全国における型枠大工(男性)の年収を都道府県別でみてみると、最も高い水準は福島の542.5万円、次いで島根の498.5万円、東京都の446.7万円が続き、これらの地域における水準は全国の水準より65万円以上高い水準となっています。一方、最も低い水準となったのは三重の215.2万円、次いで鹿児島の232.5万円、京都の259.7万円でした。(下図参照)
型枠大工の年収、北海道では増加傾向、全国では横ばいの傾向に!
①北海道における年収水準の傾向は!?
2017年までの北海道における型枠大工(男性)の年収水準を見てみると、2011年の294.4万円から2014年の376.6万円まで大きく増加しています。その後、2016年の344.0万円まで減少傾向で推移しましたが、2017年時点では386.0万円の水準に回復しています。(下図参照)
②全国における年収水準の傾向は!?
同様に、全国における型枠大工(男性)の年収水準を見てみると、2011年の321.2万円から2014年の383.4万円まで若干の増加傾向で推移し、その後は2017年の377.6万円まで概ね横ばい若干の減少傾向となっていることが読み取れます。(下図参照)
以上のように、今回は「建設業の賃金」シリーズとして、型枠大工の賃金水準について年収をベースに年齢別や都道府県別の観点から紹介しました。
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【職業の解説】
型枠大工|建築型枠大工、堂宮型枠大工、数寄屋型枠大工、造作型枠大工などの職種を含み、家屋、橋梁などの築造、屋内における造作などをする仕事に従事する者をいう。
出典|賃金構造基本統計調査の現行の職種解説(厚労省)

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