積算とは|建設用語集
【積算】
「積算」とは工事費を算出する際に活用される方法の一つで、設計図や仕様書に基づいて細かく金額を算出すること。
具体的な方法は、設計図や仕様書などから工事に必要となる資材や手間といった項目別に数量を拾い出し、これらの数量に単価を掛け合わせ項目別の金額を出した後、全ての項目における金額を積み上げて合計し算出される。
「積算」の特徴としては、一般に設計の詳細が確定している実施設計完了後で利用される方法である為、工事費を算出する方法として最も高い精度で工事費を算出できる点にある。一方、設計図や仕様書に基づいて細かく項目別に金額を算出する必要がある為、概算と比較すると工事費を算出するのに膨大な手間と時間が必要となる。
積算基準と呼ばれる基準に沿って数量が算出される場合は、数量算出方法が共通のルールに基づいている為、積算する者にかかわらず同じ数量が算出される点も特徴として挙げられる。
参考|積算基準(国交省)
「公共建築工事積算基準」、「公共建築数量積算基準」、「公共建築設備数量積算基準」、「公共建築工事共通費積算基準」
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建築費の算出方法
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