概算システムとは|建設用語集
【概算システム】
工事費を概算する際に用いられるシステム。ソフトウェアやプログラムを指す場合もある。
「概算システム」は建物の形状や仕様についての検討がある程度進んだ基本計画や基本設計の段階で「地域」「用途」「形状」「グレード」などに基づいてプログラムから自動的に内訳書を作成して工事費を算出する。
一般に形状情報をCADなどからシステムに取り込み、図面や計画概要に基づいて必要な情報をシステム上で入力することにより工事費が算出される。
「概算システム」の特徴は、数量拾い、単価決定、各種判断など工事費の算出に必要な手間を軽減するだけでなく「形状」や「グレード」などを変更した場合のシミュレーションにも対応できる点にある。
工事費算出の基本的な考え方は概算数量法である為、システムによって数量算出方法や設定単価などが異なり、得られる内訳構成や算出された工事費の精度にも違いがある。
近年は建築プロジェクトでBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の導入が加速しており、BIMモデルの建物情報と連動して工事費を算出する「概算システム」の活用も実務の中で出てきている。
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