概算数量法とは|建設用語集
【概算数量法】
工事費を算出する際に用いられる概算の一種。
「概算数量法」とは建物を構成する要素に沿って項目を設けて数量と各項目における単価を掛け合わせ、項目別に算出された金額を積み上げて合計することで工事費を算出する方法。
この方法は、プロジェクトにおける建物の形状や仕様などの概要についての検討がある程度進んだ基本計画や基本設計といった段階で計画概要や設計図に基づいて実施される。
「概算数量法」の特徴は内訳書に「どの項目を計上するか」「計上した項目に含まれる工事はどこまでか」「数量をどう決めるか」「単位は何を採用するか」などといった判断が算出者の経験や考え方に基づいて下される点にある。
その為、同じプロジェクトでも経験や考え方の異なる者が実施した場合には、内訳書に計上される項目や数量、単位などが異なり、さらには得られる工事費で大きな差が生じる可能性もある。
坪単価法やユニット法とは異なり、活用するにあたり豊富な経験や知識が求められる一方、経験豊富な者により得られた結果には高い精度が期待できる方法。
建設用語集TOPへ戻る
◇実務で役立つ建築費の相場【最新版】TOPへ
◇実務で役立つゼネコンの状況把握【最新版】TOPへ
◇業績から把握するデベロッパーランキング【最新版】TOPへ
詳しい解説はこちらから↓
建築費の算出方法
実務で使われる「概算」の方法とは!?
【関連ワード】
建築費、工事費、建築工事費、建築プライス、建築コスト、直接工事費、共通仮設費、現場管理費、一般管理費、共通費、建築費指数、建築プライス指数、建築コスト指数、部位別内訳、工種別内訳、概算、積算、坪単価法、ユニット単価法、概算数量法、概算システム