完成工事高(完工高)とは|建設用語集
【完成工事高】【完工高】
「完成工事高」とは建設会社の売上高を指す。完工高とも呼ぶ。
従来適用されていた工事完成基準(工事が完成したときに請負金額を全額売上として計上する)の他、現在は工事進行基準(工事の進捗に沿って、請負金額のうち施工が完了した部分に相当する金額分を売り上げとして計上する)も認められている為、工事の完成・引き渡しが完了していなくても売上として計上される。
その為、契約済みの建設工事における請負金額のうち、施工が完了した部分に相当する金額分を示す出来高 や施工高と同様の意となる。
「完成工事高」と受注高、繰越高/手持ち工事高の関係は下記のように表せる。
【受注高、完成工事高、繰越高の関係】
前期繰越高+今期受注高-今期完成工事高=次期繰越高
【受注高、完成工事高、手持工事高の関係】
前期末手持ち工事高+今期受注高-今期完成工事高=今期末手持ち工事高
また「完成工事高」を把握する統計としては国交省より公表されている「建設工事施工統計調査」「建設工事受注動態統計調査」「建設総合統計」がある。
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