建設投資とは|建設用語集
【建設投資】
「建設投資」とは国内における建設活動の実績を出来高ベースの投資額で表したもので、国土交通省が国内建設市場の規模・構造を明らかにする目的で毎年度「建設投資見通し」として公表している。
「建設投資」は大きく「建築投資」と「土木投資」に分かれ、その中でさらに「住宅/非住宅」「政府/民間」などに分類される。
「政府投資」については経済見通しと経済財 政運営の基本的態度、公共事業の予算状況や執行状況、地方財政計画等により推計されている。一方、「民間投資」については経済見通しと経済財政運営の基本的態度、建築着工統計、建設工事施工統計等により推計されている。
この「建設投資見通し」は、例えば「建築補修工事のうち、改装・改修工事に係わる工事の投資額は含まれる一方、維持・修理に係る工事の投資額が含まれてない」「公表年度における投資額は見通し額、公表前年度および前々年度における投資額は見込み額で翌年度に金額が見直される」「受注高でなく出来高をベースとしている為、特定時点における建設需要の規模を表しているわけではない」など、データを利用する際には留意が必要となる。
また、これまで建築投資額には維持修繕工事は含まれなかったが、2019年度より2015年度以降の建築補修(改装・改修)の投資額が新たに計上されることとなった。
なお「建設投資」の他に国内の建設活動について出来高ベースで把握可能な統計データとしては国交省が公表する「建設総合統計」がある。
参考|建設投資見通し(国交省)
建設用語集TOPへ戻る
詳しい解説はこちらから↓
・建設需要とは?
・建設需要を把握する3つのアプローチとは?
・「統計データ」を活用した建設需要の把握
・建設需要の傾向を把握する考え方
・建設需要の「影響要因」とは?
【関連ワード】
手持ち工事高、繰越高、未消化工事高、完成工事高、施工高、出来高、受注高、建設投資、土木需要、非住宅建築需要、住宅建築需要、建築需要、建設需要