受注高とは|建設用語集
【受注高】
「受注高」とは建設工事の請負契約額を指す。
受注高は大きく、元請工事受注高と下請工事受注高とに分かれる。「元請工事受注高」は発注者(施主)から直接請け負った建設工事の受注高を表す一方、「下請工事受注高」は元請業者や下請業者から下請として請け負った建設工事の受注高を表す。
一般に「受注高」は施工前の工事が発注された時点で全額計上されるので、建設会社の観点では工事を受注した時点で手持ち工事高の一部に、そして将来的には施工高や出来高となって売上に計上されることになる。
その為「受注高」と手持ち工事高、施工高の関係は下記のように表せる。
【受注高、施工高、手持ち工事高の関係】
前期末手持ち工事高+今期受注高-今期施工高=今期末手持ち工事高
また「受注高」は工事が発注された時点で計上される特徴から「発注者による建設工事の発注意欲」を指す建設需要(建築需要/土木需要)を表す指標としても活用される。
「受注高」の統計データとしては建設工事受注動態統計調査(国交省)が広く採用されている。
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・建設市場における「受注高」「施工高」「未消化工事高」の水準は?-
・建設需要とは?
・建設需要を把握する3つのアプローチとは?
・「統計データ」を活用した建設需要の把握
・建設需要の傾向を把握する考え方
・建設需要の「影響要因」とは?
【関連ワード】
手持ち工事高、繰越高、未消化工事高、完成工事高、施工高、出来高、受注高、建設投資、土木需要、非住宅建築需要、住宅建築需要、建築需要、建設需要