プライム・コントラクティング方式とは|建設用語集
【プライム・コントラクティング方式】
【Prime Contracting】
工事や設計業務等を発注する際、発注先となる業者を決める発注方式の一つ。
「プライム・コントラクティング方式」は単一の事業者(通常、ゼネコン、設計者、専門工事業者などでコンソーシアムを組むことが多い)が設計から施工までの業務の全責任を請負う方式で英国国防省が中心となって開発を進めた発注方式。
特徴としては、大型工事などで十分な工期確保が難しく、設計がラフな状態でも早期の着工を必要とし、さらには業者の技術力も設計段階で生かしたいプロジェクトに適した方式の為性能発注方式の一種に分類できる。
一般に契約方式はMC方式(マネジメントコントラクト方式)とほぼ類似した実費精算契約の変形が採用される。
この方式のデメリットとしては契約時に最終価格の確定度が低い点が挙げられる。対応としては契約時に目標コスト契約として業者側のインセンティブが働くようにする、あるいは、GMP(最大保証金額)の設定を採り入れるなどがある。
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多様化する発注方式を学ぼう!
工事発注段階のコストマネジメントとは!?
【関連ワード】
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契約方式、総価請負契約、実費精算契約(コスト・プラス・フィー契約)、目標コスト契約、GMP(最大保証金額)