設計施工分離発注方式とは|建設用語集
【設計施工分離発注方式】
工事や設計業務等を発注する際、発注先となる業者を決める発注方式の一つ。
「設計施工分離発注方式」は工事を発注する範囲として建設工事を単一の建設業者に発注する方法。設計と施工の役割が設計者と施工者に分かれ、それぞれの責任が明確であり、価格に基づいて施工業者の選定が可能である為、業者選定プロセスを単純化しやすい。
一方、この方式では設計内容が確定した実施設計完了後に施工業者を選定するのが一般的である為、施工業者の決定と工事契約価格の確定が設計施工一括発注方式やDB方式(デザインビルド方式)と比較して後の時点となることも特徴として挙げられる。
従来は「設計施工分離発注方式」と総価請負契約による契約方式を組み合わせた方式が広く採用されてきたが、近年ではプロジェクトの透明性や説明責任が強く求められるようになったと同時に建設マネジメントが普及したことを背景に、プロジェクトの目的や状況に基づいて様々な工事発注・契約の方式が採用されている。
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【関連ワード】
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契約方式、総価請負契約、実費精算契約(コスト・プラス・フィー契約)、目標コスト契約、GMP(最大保証金額)