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中堅ゼネコンとは|建設用語集

【中堅ゼネコン】
中堅ゼネコンとはゼネコンを会社規模に応じて分類した際、対象となる特定規模のゼネコンを表す総称。

その為、ゼネコンを会社規模で分類する際の考え方や定義によっては中堅ゼネコンの対象となる会社が異なる場合もある。また、この分類について明確な定義は無いものの、一般には売上高(単独)が概ね1000億円超でスーパーゼネコン準大手ゼネコン以外のゼネコンを「中堅ゼネコン」として分類される場合が多い。

この場合、中堅ゼネコンの会社規模は従業員数(単独)で概ね1000人から2500人程度、売上高(単独)は概ね1000億円から3000億円程度の水準にある。(下記一覧表参照)

中堅ゼネコンは会社により施工部門と併せて設計部門、技術部門、研究開発部門など、幅広い部門を展開し、各社独自の工法や技術を有している点も特徴として挙げられる。

2022年度の国内ゼネコン市場規模は出来高ベースで年間約53兆2891億円(建設総合統計|国交省)、また中堅ゼネコン11社全体の売上高(単独)が約1兆6677億円であることから、中堅ゼネコンの業界シェアは約3.1%となる。

また、中堅ゼネコン全体でみた建築工事と土木工事の割合は受注高ベースでそれぞれ52%、48%と建築工事と土木工事が概ね半々を占めている(2023年3月末時点)。

中堅ゼネコン11社に関する売上高、従業員数は下記の一覧表を参照

【中堅ゼネコン一覧】
単独の売上高が概ね1000億円を超える中堅ゼネコン11社

会社名売上高(単独)従業員数(単独)
奥村組2423億円2596人
鴻池組2415億円1907人
東亜建設工業2032億円1698人
鉄建建設1574億円2113人
東洋建設1499億円1436人
淺沼組1328億円1293人
東鉄工業1159億円1685人
大豊建設1157億円1052人
飛島建設1132億円1294人
錢高組1076億円972人
福田組882億円895人
中堅ゼネコン11社合計1兆6677億円1万6941人
中堅ゼネコン11社平均1516億円1540人
出典|各社の有価証券報告書、決算短信等に基づいて作成
注)2023年3月末時点の値

なお、中堅ゼネコン各社の2023年3月期決算における受注高、売上高、手持ち工事高、営業利益といった業績の状況や傾向の詳細については下記参照。
奥村組
鉄建建設
東亜建設工業
東洋建設
淺沼組
錢高組
飛島建設
大豊建設
中堅ゼネコン8社

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